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  • 定期サイクル:毎月・2週
  • 内容量:225g・450g・900g

また、ドリップコーヒーが淹れやすいよう、紙フィルターが付属するのも嬉しいポイント。

コーヒー豆が残ってしまった月は、翌月をスキップできる機能もあるので、状況に合わせて注文ができるようになっています。

ドリップコーヒーの正しい淹れ方|必要器具を揃えて自宅で美味しさを追求しよう

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コーヒーが飲みたいとき、手軽な缶コーヒーを買ったり、プロに淹れてもらうためにコーヒーショップへ足を運ぶ方もいるでしょう。しかし、ドリップコーヒーなら初心者でも美味しいコーヒーを淹れやすく、自宅で気軽に作ることができますよ。今回はドリップコーヒーの淹れ方を詳しく解説します。

目次

ドリップコーヒーのおさらい

ドリップコーヒーのおさらい

まずは、「ドリップコーヒーってなんだっけ?」というような方のためにおさらいをしましょう。

“ドリップ”とは、英語で“滴る”や“落ちる”という意味で、コーヒーの粉にお湯を落として抽出するコーヒーのことを指します。

人の手で淹れるものを“ハンドドリップ”、フィルターの種類によって“ペーパードリップ”や“ネルドリップ”などと言い方は分かれることもありますが、どれもドリップコーヒーとしては同じです。

ドリップコーヒーは透過法(とうかほう)の淹れ方

「コーヒーの粉にお湯を注いで入れる以外、コーヒーの淹れ方ってあるの?」と思った方もいるかもしれません。実はコーヒーの淹れ方は、“透過法(とうかほう)”と“浸漬法”(しんしほう)”という2種類の淹れ方に分かれるのです。

その中で、ドリップコーヒーは透過法の淹れ方で、この2つの違いについて簡単にご説明します。

透過法

コーヒーの粉に上からお湯を注ぎ、ろ過することで抽出する方法で、ドリップコーヒー全般はこの方法です。

お湯が次々と流れていくためコーヒーの成分が出やすく、濃いコーヒーを作りやすくなっています。その分淹れ手の腕が試される方法でもあり、失敗するとコーヒーのえぐみや雑味が強く出てしまうのです。

浸漬法

コーヒーの粉をお湯に一定時間浸けてから分離させて抽出する方法で、フレンチプレスやサイフォンなどの淹れ方です。

名前からしてコーヒーの成分は浸漬法の方が抽出しやすいイメージですが、コーヒーの粉を浸したままなので濃度は上がり切らず、意外にもさっぱりとした味わいになります。

ドリップコーヒーの種類は?

ドリップコーヒーは器具の違いで種類が分かれます。味にも変化を加えるので、どの方法が好みかいろいろ試してみるのも良いですね。

定番!紙のフィルターを使ったペーパードリップ

紙製のフィルターでドリップするものをペーパードリップと言い、使い捨てではあるものの1枚当たりの値段が安いことから多くの家庭で使用されています。

紙の繊維が細かいので、コーヒーオイルを通しにくく、すっきりと飲みやすいコーヒーになります。ドリップが終わればそのまま捨てるだけで良いので、後片付けが楽なのも大きなメリットでしょう。

購入する際はドリッパーの形に合わせて、円錐形や平底型などを選ぶ必要があるので間違えないようにしましょう。

ペーパードリップは比較的簡単で試しやすい方法なので、初心者におすすめの方法です。

玄人向け!布のフィルターを使ったネルフィルター

“フランネル”という、柔らかな織物で作られた布製のフィルターを使用した淹れ方をネルフィルターと言います。

布の繊維は紙より緩いので、コーヒーオイルが抽出されやすく、しっかりとコーヒーの香りを感じることができ、それでいて口当たりはなめらかです。

美味しさを追求するならネルフィルターがおすすめですが、新品を使用するときは煮沸が必要だったり、しっかりと洗浄して保管するという後片付けに手間がかかるので、初心者には扱いが難しいと感じてしまうかもしれません。

ずっと使える!ステンレス製の金属フィルター

主にステンレス素材でできたフィルターを金属フィルターと言い、洗って繰り返し使用できるのでコスパに優れます。

ネルフィルターよりさらに目が粗くなり、コーヒーオイルがフィルターに吸着されることもないので、コーヒーの香りをガツンと感じることができます。

金属フィルターなら、ドリッパーなしでの使用もでき、壊れるまで使い続けられるので長い目で見るとコスパが良いですよ。

Coffeely編集部
細挽きの粉を使用するとフィルターをすり抜けてしまうことがあり、人によっては「舌触りが悪い」と感じてしまうことがあるので注意しましょう。

ドリップ式コーヒーメーカーも侮れない

スイッチひとつでコーヒーを淹れることができるコーヒーメーカーは、忙しい朝などに重宝するので使用している方も多いのではないでしょうか?

コーヒーメーカーにも様々な種類がありますが、定番はドリップ式で、最近はどんどん進化が進んでいます。ハンドドリップを再現して淹れている高度なマシンもあり、プロ顔負けの美味しさを体感することもできますよ。

ドリップコーヒーを淹れるときに必要な道具

ドリップコーヒーを淹れるときに必要な道具

それでは自分でドリップコーヒーを淹れる際、揃えておきたい道具をチェックしてみましょう。

コーヒー豆

ドリップコーヒーに使用するコーヒー豆は、自分の好みのもので構いません。産地で選んでも良いですし、苦みが好みなら深煎り、酸味が好みなら浅煎りというように焙煎度合いも決めましょう。

Coffeely編集部
こだわりたいのなら豆で購入して自宅で挽くのがおすすめですが、ミルを持っていない場合はお店で挽いてもらってください。その場合は鮮度が落ちるのが早まるので、早目に飲みきることを心掛けましょう。

コーヒーミル

コーヒーミルはコーヒー豆を粉状に粉砕できる器具で、手動と電動のものがあります。本格的なコーヒーを楽しみたいと思っているなら、ぜひ購入をおすすめします。

コーヒー豆は挽いたらすぐに淹れるのが美味しさの秘訣なので、飲む直前に必要な分量だけ挽くことができるミルは、かなり重要なアイテムなのです。

そして刃の調整で、粉の粗さを決めることができます。細かいほどコーヒーの成分が抽出されやすくなるので、苦みの強いコーヒーとなりますよ。

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フィルター

フィルターは、ドリップする際コーヒーの粉がサーバーに落ちないようにしながら、濾過(ろか)をしてくれるアイテムです。種類が豊富です好みのものを見つける楽しみもあります。

定番はペーパーフィルターで、消耗品ですが1枚当たりの値段も安いので初心者は使用しやすいでしょう。

コアなファンが多いのがネルフィルターで、お手入れなどの扱いは面倒ですが、独特の味わいを楽しめます。

金属フィルターは、壊れない限り使い続けられるので、長い目で見るとコスパに優れます。また、コーヒーオイルが出やすいという特徴があり、コーヒーらしい味をガツンと感じたい方向けです。

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ドリッパー

ドリッパーは、コーヒーの粉を入れるためにフィルターを設置するアイテムです。中にはフィルターレスのタイプもあるので、好みに合わせて選びましょう。一見どれも同じように見えるドリッパーですが、形もさまざまあり、抽出口の穴の数や大きさ、素材など細かく種類が分かれます。

それぞれの違いでコーヒーの味にも変化を加えるので、いろいろ試してみるのも良いでしょう。

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サーバー

サーバーはドリッパーの下に設置し、ドリップされるコーヒーを受けるアイテムです。基本は耐熱ガラスでできているものが多く、中には直火や電子レンジが使用できるものもあります。

コーヒーが冷めてしまった時の温め直しができるので、購入の際は目的に合わせて選んでみましょう。

ケトル(ドリップポット)

やかんやなべでお湯を沸かして、そのままドリッパーに注ぐという方も多いと思いますが、本格的なドリップコーヒーを楽しみたいなら専用のケトル(ドリップポット)を用意するのをおすすめします。

ドリップコーヒー専用のケトルは、注ぎ口が細く長くなっていて、お湯の注ぎ方を細かくコントロールすることができます。注ぐ量やスピードによってコーヒーの味は大きく変化しますので、ドリップコーヒーに慣れてきたらチャレンジしてみてください。

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計量スプーン(スケール)

コーヒーを淹れるとき、粉の量を適当にしていてはいつまでたっても美味しく淹れることはできません。

コーヒー1杯を淹れるときの量は、120~190mLのお湯に対して10~15g前後となるので、まずは10gが量れるスプーンがおすすめです。計量スプーンはだいたいの目安になってしまうので、さらに正確さを求めるなら正確にグラム数がわかる電子スケールなどを用意するのが良いでしょう。

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タイマー

コーヒーをドリップする際、抽出時間はかなり重要になります。お湯を注ぐスピード、蒸らしの時間など、自分だけのこだわりで淹れたいなら、タイマーを設置してドリップするのがおすすめです。

キッチン用品として持っている方はそれを使用して問題ありませんし、携帯のアラーム機能を使うことも可能です。

温度計

コーヒーの味を左右するひとつに、注ぐお湯の温度があります。温度によって苦みや酸味が変わり、同じ豆でも味は大きく変化します。そのため、適温を知るには温度計が必要なので、お湯を注ぐ前に温度を量ることができる温度計を用意しましょう。

ケトルの温度計がついている商品もあるので、そちらもおすすめです。

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コーヒーカップ

コーヒーカップは、コーヒーを飲むときの気分を盛り上げるのに重要なアイテムです。お気に入りのカップを用意してブレイクタイムを取れば、それだけで癒しの時間となるでしょう。

どれくらいの量を飲むかということを参考にサイズを決め、素材やデザインにまでこだわってみてください。

ドリップコーヒーの正しい淹れ方

ドリップコーヒーの正しい淹れ方

必要な材料と器具が揃ったら、実際にハンドドリップでコーヒーを淹れてみましょう。

コーヒー豆やお湯の分量は正確に

コーヒーを美味しく淹れるためには、分量をきっちりと守ることが重要です。

一般的なコーヒーカップ1杯分は120~190 mLなので、その分量のお湯を用意し、コーヒー豆は10~15gを用意しましょう。先ほどご紹介した計量スプーン(スケール)を用意し、しっかりと量ってください。

もし複数杯分淹れるなら、コーヒー豆の量は単純に倍にするのではないので注意しましょう。ドリップコーヒーは層を作りながらドリップすることが重要で、そのために最初の1杯分は量が多めに必要なのです。

2杯分なら必要な層の厚さが確保できているので15~20g、3杯分なら25~30g程度と、1杯分の倍数より少なめの量を用意してください。

ドリップコーヒーを淹れる手順

  1. 材料器具を用意し、分量分のお湯を沸かす。注ぐときは90~95℃になっているのが理想なので、温度計で計っておく
  2. コーヒー豆を挽き、セットしたコーヒーフィルターに分量分入れ、平らになるようならす
  3. ケトルにお湯を入れ、3回に分けてお湯を注いでいく
  4. 1回目は蒸らし。中央から外側に向かって“の”の字を描くようにお湯を注ぎ、20秒ほど待つ。
  5. 2回目は中央に円を描くようにして、たっぷり目にお湯を注ぐ
  6. 中央がくぼんだら3回目の残りのお湯をすべて注ぐ。ここまでで2分30秒~3分程度で淹れるのが理想なので、タイマーを使用すると便利
  7. できたコーヒーの濃度を整えるためサーバーの中で軽く撹拌し、温めておいたコーヒーカップに注ぎ出来上がり!

ドリップコーヒーを美味しく淹れるときのポイント

ドリップコーヒーを美味しく淹れるときのポイント

ドリップに慣れてきたら、より自分好みのコーヒーを淹れるため、細部にこだわってみましょう。次のポイントに気をつけるだけで、ワンランク上のドリップコーヒーを淹れることができます。

なんといっても蒸らしが必須

お湯は複数回に分けて入れることが美味しさの秘訣で、1回目にお湯を注ぐときは必ず蒸らしを行いましょう。お湯を注いでしばらく待つと、表面にキラキラとした泡が出てきます。これがコーヒーの粉にお湯が浸透した証拠ですので、2回目のお湯を注ぐ合図となります。

Coffeely編集部
プクーっと膨らむキレイな泡は、見ているだけでコーヒー 欲が満たされ幸せな気分になるんですよね。

蒸らしの工程はコーヒーに含まれているガスを抜く作業で、ガスが抜けるとお湯とよく馴染むようになるのです。蒸らしができているかどうかでコーヒーの味を大きく左右するので、何回も繰り返して自分の好みのお湯の量、秒数を決めることが重要です。

お湯の温度は調節する

お湯は沸騰すると100℃ですが、その温度のまま注ぐのはおすすめしません。97℃を超えたお湯で淹れると、雑味やえぐみが強く出て、80℃を下回ると嫌な酸っぱさを感じやすくなります。

コーヒーを美味しくドリップする温度は90℃~96℃と言われ、苦みと酸味のバランスが良くなりますよ。お湯の温度が高いと苦みが出やすく、低いと酸味を感じやすくコーヒー本来の風味も少なくなるので、好みに合わせて調節してみましょう。

また、淹れる温度と飲みごろの温度は別物で、人がホットの飲み物を美味しいと感じるのは60℃〜70℃程度です。90℃~96℃で淹れたコーヒーは、コーヒーカップに移すころには80℃程度まで下がります。

スプーンでかき混ぜるとさらに温度が5~10℃まで下がるので、美味しく飲める適温を探してみてください。

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抽出時間も味に影響

コーヒーをドリップする際、2分30秒~3分の間で淹れきることを目標にしてみましょう。スピーディーに淹れると酸味が強くなり、コーヒー成分の抽出不足の物足りないコーヒーになります。

逆に時間をかけると余分な雑味が出すぎてしまい、美味しくない苦みとなってしまうのです。

2分30秒~3分という時間で淹れることで、苦みと酸味のバランスが取れた味わいを出しやすくなりますので、タイマーをセットしてチャレンジしてみてください。

水にこだわればワンランクアップ

最後は、使用する水にもこだわってみましょう。水道水を使用するのか、自分で選んだミネラルウォーターを使用するのかで、コーヒーの味は大きく変わります。水にはミネラルが溶け込んでいて、ミネラルの量によって“硬水”と“軟水”に分けられるのです。

WHOの発表では、ミネラル含有量が120mlを超えると硬水で、下回ると軟水となっています。このミネラルの配合量によって、コーヒーの味の出方が変わります。

硬水で淹れたときの特徴

マグネシウム、ミネラルなどのミネラル分が多く配合され、コーヒー成分と強く反応し合います。そのため苦みが出やすく、酸味は打ち消されてしまいます。

コーヒーらしい味わいを楽しみたい方、酸味が苦手な方にはおすすめです。

Coffeely編集部
ヨーロッパやアメリカのミネラルウォーターは、硬水のものが多くなっています。

軟水で淹れたときの特徴

ミネラルが少ない軟水で淹れると、コーヒーに影響を与えにくく、まろやかな甘みを感じることができます。

コーヒー豆が持つ本来の味も感じやすく、優しい酸味が際立つので、万人受けしやすいでしょう。

Coffeely編集部
日本で採れる天然水、水道水はほとんどが軟水で、飲みやすい口当たりとなりますよ。
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コーヒーを淹れるとしてもその方法は多岐に渡り、その中のひとつがドリップコーヒーです。さらにドリップコーヒーの中でも細かく分かれ、コーヒーマシンでも淹れられますし、手で入れるものをハンドドリップと呼び、使用するフィルターによっても味が異なってきます。

最初は種類の多さに戸惑うかもしれませんが、淹れ方次第で自由自在に味を変えることができるというのは面白く、美味しさを追求するには最適な方法でもあります。コーヒーを美味しく飲みたいと思ったならぜひドリップコーヒーにチャレンジして、その奥深さを堪能してみてください。

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