お茶とのイメージが強い和菓子ですが、実はコーヒーとの相性も良いというのをご存知でしょうか?小豆や抹茶、さつまいもなど、日本の食材がコーヒーの香りやコクとマッチして、良いお茶請け菓子になります!今回はさまざまな和菓子のジャンルから、特にコーヒーと一緒に食べたい15商品を紹介します。
目次
和菓子はコーヒーとの相性が抜群
お茶と併せがちな和菓子ですが、実はコーヒーとの相性も抜群です。まずはどんな和菓子にどのようなコーヒーと合わせやすいのか、詳しく見てみましょう。
深煎りコーヒーには『羊羹(ようかん)』
・出典:Amazon
深煎りコーヒーとは、コーヒー豆の焙煎時間が長く、ローストされた香りと大人な苦みを感じることができます。そんな深煎りコーヒーとは、甘さが強く後引くような和菓子がぴったりですよ。
例えば小豆を寒天で固めた和菓子、羊羹などがおすすめです。お互いの味が負けることなく調和して、引き立て合ってくれるでしょう。
浅煎りコーヒーには『まんじゅう』
・出典:Amazon
饅頭はずっしりとした甘みがあり深煎りにも合うのですが、生地に包まれていることから洋風の雰囲気もあり、フルーティーなコーヒーとの相性が抜群です。
そのため焙煎時間が少ない浅煎りコーヒー豆のさっぱりとした味わいとマッチし、酸味とうまく調和してくれます。
コーヒーに合う和菓子おすすめ15選!
それでは実際に、コーヒーと一緒に食べたい和菓子15選を紹介します。通販でも購入することができるので、気になったものはぜひチェックしてみてくださいね。
【とらや】小形羊羹
内容量:各50g(5本入・7本入・10本入・12本入・14本入・20本入・24本入・36本入・48本入・56本入
『とらや』は室町時代からある老舗の和菓子メーカーで、皇室御用達でもあります。
そして何と言っても羊羹が有名で、こちらは“夜の梅”、“おもかげ”、“新緑”、“はちみつ”、“紅茶”の5種類を楽しむことができるアソートセットです。
サイズも7.9×2.8×2.0cmとコンパクトで、切らなくて良いのが食べやすいですね。そのためカバンなどにもすっぽり入り、会社のブレイクタイムのおやつとしても持って行きやすいですよ。
これぞ羊羹という小豆の味と、コーヒーのコク深さを合わせて楽しんでみてください。
【井村屋】袋入 水ようかん
『井村屋』も老舗のお菓子メーカーで、特に小豆を使用した商品に優れています。アイスクリームの小豆バーなどが有名ですよね。
そして、水ようかんも美味しいと評判です。北海道産小豆をたっぷり使用しているので贅沢な風味を感じ、さらに口当たりがまろやかなのが食べやすく、ご高齢の方のおやつとしても選ばれています。
カップの構造には“マジックトップ”というものを使用し、密封度の高さと開けやすさが両立されていますよ。食べきりやすいサイズなので、ぜひコーヒーのお供にしてください。
【舟和】芋ようかん
さつまいもを主原料として作られているのが芋羊羹で、“羊羹”とついていますが通常の羊羹とは異なる部分も多い和菓子です。
通常羊羹は日持ちする和菓子として重宝しますが、芋羊羹は日持ちがしません。特に『舟和』の芋ようかんは、到着後2~3日以内が消費期限となっています。
というのも、保存料や着色料、香料などを一切使用せず、さつまいも本来の味と、砂糖と塩のみで作られ、素材が大切にされているからです。
そしてそのナチュラルな味わいは、コーヒーの香りを邪魔することなく相性が抜群です。
【くり屋南陽軒】栗きんとん
5個入・6個入・8個入・10個入・15個入・20個入・30個入・40個入
『くり屋南陽軒』の栗きんとんは、おせちに入っているようなタイプではなく、砂糖で甘くした栗を茶巾で絞って形を整えた和菓子です。
岐阜県東濃地方の名産で、伝統の味でもあります。岐阜県の中津川市周辺の栗農家で採れた栗を厳選し、新鮮な栗のみで作られています。
さらに機械ではなく、一つひとつ職人の手作業で作られているので、繊細な造形も魅力的です。
年間30万個を売り上げたこともある大人気商品で、お客様用にも出すことができますので、ぜひお取り寄せしてみてください。
【右門】いも恋
埼玉の和菓子メーカー『右門』のいも恋は、さつまいもとつぶ餡をもち粉の生地で包んだ和菓子です。
輪切りになったさつまいもの触感と、甘く上品な粒餡のハーモニーが素晴らしく、さらにそれをモチモチの生地で包むという3層構造が美味しさの秘密です。
埼玉県では“彩の国認定優良ブランド品“にも認定されていて、老若男女から愛されていますよ。
冷凍での販売となっているので、食べるときは電子レンジや蒸し器で温める必要がありますが、まるででき立てのようなホクホク状態は、コーヒーとの相性が抜群です。
【川越菓匠くらづくり本舗】 くらづくり最中 福蔵
発売から40年以上の歴史がある福蔵は、『川越菓匠くらづくり本舗』が作る最中です。年間350万個の販売実績があり、差し入れやお土産、自分へのご褒美などにぴったりです。
餡に使用されている小豆は、北海道の十勝平野でとれたものを100%使用していて、ふっくらと炊き上げ舌触りがなめらかです。
最中は新潟県蒲原地区産のこがね餅を使用し、香ばしい香りが漂うようにパリッと焼きあがっています。甘さを存分に感じることができ、コーヒーの苦みとうまく調和するでしょう。
【おおき屋】ハチミツ入りの手作りどら焼
モチモチの生地と甘いあんこの相性が抜群の和菓子と言えばどら焼きですが、『おおき屋』のどら焼きは生地にハチミツが入っています。
砂糖とは異なる甘さがアクセントとなり、しっかり甘いのにくどくない後味がお茶請けには最高ですね。
使用している小豆は北海道十勝産の“雅”という種類で、豆に光沢があり甘みが強く贅沢に粒餡にされています。
一口食べれば他のどら焼きとの違いがわかり、クセになること間違いなしですよ。一つひとつ手作りされているのも嬉しいポイントです。
【天然生活】訳あり あんこギッシリ六方焼 どっさり1kg
昔ながらの素朴な味わいの和菓子だと人気があるのが『天然生活』の六方焼です。六方焼きとは餡を生地で包んだ立方体の饅頭で、餡はこし餡のものが多くなっています。
天然生活の六方焼もこし餡で、一口サイズなのにずっしりと重く、たっぷり餡が魅力となっています。
また、饅頭の生地には北海道産の小麦粉を使用し、アクセントにハチミツを入れて甘すぎないように仕上げています。
そのため見た目より軽く食べることができ、コーヒーの風味も邪魔しません。
【創味菓庵】はんなり黒豆まんじゅう
『創味菓庵』は、つるや製菓が企画製造する和菓子ブランドで、国産の良質な材料を中心に、世界の優れた素材にも注目して伝統と進化を大切にしています。
そのなかで特におすすめしたいのが、はんなり黒豆まんじゅうです。
栄養食品としても注目されている黒豆を使用した饅頭で、餡は上品な白案です。全体的に甘さが控えめとなっていて黒豆自体の甘さを感じることができますよ。
そのため黒豆の美味しさをしっかりと引き出すため、丹精込めて処理されていて、豆好きにはたまらない饅頭となっています。
【長崎堂】かりんとう饅頭
『長崎堂』の看板商品なのが、かりんとう饅頭です。沖縄産の黒糖で作った蜜を生地に練り込み、漉し餡を包んで胡麻油等で揚げてあります。
外はカリカリ、中はしっとりという和菓子ではあまりない組み合わせが人気を呼び、爆発的なヒットとなったこともあります。
平成27年には皇太子様に献上したこともある一品で、幅広い世代の方から支持を得ています。
黒糖の甘さがかりんとう饅頭の大きなアクセントとなっていて、コーヒーの苦みともよく合います。
【おいもや】かりんとう饅頭 かりんこ
『おいもや』のかりんとう饅頭は、餡に2種類のさつまいもが使用された、ちょっと変わったかりんとう饅頭です。
餡にさつまいもを使用しているのも珍しいですが、一般的な芋と安納芋を混ぜ合わせることで、より深みを出すことに成功しています。
さつまいもが持つ優しい甘さと黒糖の上品な甘さがハーモニーを奏で、クセになる味わいとなっていますよ。
老舗の和菓子職人とお店のスタッフが試行錯誤をして作り上げた美味しさなので、ぜひ味わってみてください。
【河内駿河屋】パイ小町
『河内駿河屋』は、500年もの歴史がある老舗和菓子屋で、煉羊羹などが有名です。職人の技術が現在まで代々受け継がれ、伝統の味を感じることができる和菓子ばかりです。
その中で注目してほしいのがパイ小町で、昔ながらの製法を大事にした和洋折衷のお菓子として、人気の高い商品です。
餡は幾重ものパイで包まれていて、あずき、さつまいも、くり、の3種類が用意されているので飽きずに楽しめますよ。
【矢野食品株式会社】京都伏見の甘味くずきり
『矢野食品株式会社』は京都伏見のこんにゃく卸メーカーで、刺身こんにゃくや春雨などを販売しています。
商品のラインナップのひとつに甘味くずきりがあり、その素朴な味わいが人気となっています。
国産くずを使用していて、のど越しの良さは抜群。そこに上品な甘みがある黒蜜をかけて、おやつとして食べることができますよ。
さっぱりとした和菓子なのでどんな飲み物とも相性が良く、暑い日などに食べたくなるでしょう。
【宇治安】抹茶くず餅
江戸時代末期に創業した京都宇治抹茶の名店『宇治安』からは、抹茶くず餅を紹介します。
自慢の宇治抹茶を使用した和菓子を作ろうと試行錯誤した結果、奈良の銘菓『天極堂』と共同開発してできあがりました。
和菓子は濃厚な甘さが特徴的な商品が多いですが、もっとさっぱりと食べたいという方のため、甘すぎない素朴な味わいを大切にしています。
控えめだけど風味がしっかりあるくず餅だからこそできた商品で、上品な味わいを楽しんでみてください。
【福砂屋】カステラ
0.6号(1本・2本・3本)/1号(1本・2本・3本))
老舗のカステラメーカーとなった『福砂屋』のカステラは、そこにざらめが敷かれたタイプとなっています。
噛んだときにジャリッと感じる歯触りが心地良く、口の中で溶けるとふんわりとした甘さが広がるのが特徴です。
伝統の変わらない製法で作られ、丹精込めて手作りで焼き上げられていますよ。食べやすいように10切れに切り分けられているので、お客様にも出しやすいでしょう。
コーヒーと和菓子の相性を楽しもう!
コーヒーには洋菓子が合うというイメージが強いため、これまで和菓子を選んでこなかった方も多いでしょう。
しかし和菓子がコーヒーに合うということは科学的にも立証されていて、本当に素晴らしいマリアージュを生み出します。
コーヒーの焙煎度合いに合わせて、甘さの加減や原材料の種類を選ぶことでさまざまな楽しみ方ができますよ!