『カフェオレ』と『カフェラテ』、何が違うのか知っていますか?同じ飲み物なのか、それとも全く違うのか、その疑問を解決していきましょう。また、大手チェーンの『カフェオレ』と『カフェラテ』の味の違いについてもチェックしてみました。
目次
カフェオレとカフェラテの違い
まず、『カフェオレ』と『カフェラテ』の語源を見てきましょう。
『カフェ・オ・レ』はフランス語で“café au lait”と表し、“カフェ(café)”はコーヒーのことを、“レ(lait)”はミルクのことを指します。“café au lait”の直訳は『ミルク入りコーヒー』です。
一方の『カフェ・ラテ(カフェ・ラッテ)』は、アメリカのシアトル系コーヒー文化によって生まれたイタリア語の造語で“Caffè Latte”と表し、“カフェ(Caffè)”はコーヒーのことを、“ラテ(Latte)”はミルクのことを指します。直訳するとカフェオレと同じく『ミルク入りのコーヒー』です。
どちらも同じ意味ですが、一体何が違うのでしょうか?
コーヒーの種類
『カフェオレ』と『カフェラテ』の根本的な違いはコーヒーの種類です。『カフェオレ』は一般的な普通のコーヒー(ドリップコーヒー)を、『カフェラテ』はエスプレッソコーヒーを使用しています。
ドリップコーヒー
ドリップコーヒーとは、一般的によく飲まれている普通のコーヒーのことを指します。
紙フィルターやドリッパーにコーヒーの粉をセットして、お湯を注ぐことでできあがる日本でもなじみ深いコーヒーです。酸味が多く苦みの少ない浅煎りの豆が使われます。
エスプレッソコーヒー
エスプレッソコーヒーとは、語源の通りイタリア発祥といわれているコーヒーの淹れ方で、エスプレッソマシンを使います。コーヒー粉に圧力をかけて短時間でコーヒーを作ります。酸味が少なく苦みの多い深煎りの豆が使われます。
ミルクの量
『カフェオレ』と『カフェラテ』の違いについて、パッと思い浮かぶものはミルクの量ではないでしょうか?量が決まっているわけではありませんが、それぞれ割合が違います。
- カフェオレ…ドリップコーヒー50%:ミルク50%
- カフェラテ…エスプレッソコーヒー20%:ミルク80%
大手コーヒーチェーン3店のカフェオレ
大手コーヒーチェーン3点の『カフェオレ』は、どのように提供されているのでしょうか。自分の好みに合ったカフェオレを見つけてみましょう。
スターバックス
『スターバックス』では、カフェオレを提供していません。メニュー表にある『カフェミスト』というコーヒーがカフェオレにあたります。カフェミストはまろやかで飲みやすく、人気ある商品です。
ちなみに『カフェミスト』とは、イタリア語で『カフェオレ』を意味します。「アメリカ発祥なのになぜイタリア語?」という疑問はさておき、このほかにもトールやグランデなど、英語ではなくイタリア語で表記されているメニューサイズがいくつかあります。
ドトール
『ドトール』にも、カフェオレはありません。そのため、ブレンドコーヒーまたはアメリカンコーヒーを注文し、ミルクを多めに入れてもらうことでカフェオレを味わうことができます。
ただ、『ハニーカフェ・オレ』という商品があるので、ミルクだけでは甘さが足りない方は、はちみつがプラスされたこちらの商品を試してみましょう。また、ペットボトルタイプでカフェオレを商品化しています。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
タリーズ
『タリーズ』もカフェオレを提供していません。上記2社と同じく、コーヒーを注文しミルクを多めに入れてもらうことでカフェオレを飲むことができます。
メニューの中に、『カフェオレスワークル®』というフローズンタイプの商品があります。程よい甘さが口に広がり、コーヒーの苦みが苦手な人でも美味しく飲める商品です。
大手コーヒーチェーン3店のカフェラテ
一方『カフェラテ』は、大手コーヒーチェーンでどのように提供されているのでしょうか?
スターバックス
カフェラテであれば、『スターバックス』でも提供しています。『スターバックス ラテ』という商品をチェックしてみましょう。ミルキーな味わいを売りにしている商品です。
ドトール
『ドトール』にもカフェラテがあります。こちらはコーヒーの味をしっかり感じながら、ミルクのまろやかさを味わうことのできる定番商品です。
タリーズ
同じく『タリーズ』にもカフェラテがあります。エスプレッソコーヒーにたっぷりのスチームミルクを注ぎ、さらにフォームミルクものせた、『タリーズ』が自信をもっておすすめする商品のひとつです。
缶タイプでも商品化しているため、コンビニなどでも手に入れることができますよ。「近くに店舗がない」、または「店舗で注文するよりも気軽に飲みたい」という方は、こちらの商品を一度チェックしてみましょう。
カフェオレとカフェラテの違いを知ってコーヒーの知識を増やそう
『カフェオレ』と『カフェラテ』の違いは、コーヒーの種類とミルクの量にありました。コーヒー豆からこだわり、ミルクも自分の好きな割合で入れて、オリジナルカフェオレや、カフェラテを生み出すのも良いですね。
また、大手コーヒーチェーン店の商品を、友だちなどとシェアして飲み比べるのもおすすめです。お店で出されている商品や、コンビニなどでも購入できる商品などもチェックして、自分の好きな味を見つけてみてくださいね。